ホメオスタシス・自己修復力・新陳代謝
自然の恵みで自分の身体をメンテナンスしながら病気を予防する。自然治癒力、この言葉はだれでも知っていますよね。
人が本来持っている、病気や怪我から元に戻す力、ホメオスタシス、修復力とも言えますね。今日は少し専門的で難しく感じられるかもしれませんが、ご自分の身体で経験したことを思い出して見てください。
難しく言うとDNAの自己修復メカニズム。
一例を挙げてみましょう。
何かで指を切ったとします。最初に痛みと出血で気が付きます。痛みは怪我をしたことを脳に知らせる神経の働きを痛みとして身体に知らせます。凝血障害（血を止める事のできない病気を持つ人）でない限り出血も止まって、凝血した血餅が固くなって傷口を保護しかさぶたになり、そして傷口の周りに炎症が起きます。これは様々な白血球が傷口に集まって細菌の入るのをを防いだり、死んだ細胞をお掃除する免疫反応です。そして正常細胞が出来て新しい皮膚が出来、指はもとの様にきれいになります。
この様な治癒する働きのシステムは細胞だけでなく、組織器官レベルでも同じ働きをしてくれています。このような再生という治癒系の働きは全身くまなく張り巡らされていて消化器官をはじめ、免疫細胞等も定期的に新しいものに入れ替わるというメカニズム、システムが私達の身体の中にあるのです。
細胞の寿命は、白血球は4日、赤血球は４か月、血小板は７～１０日、胃壁細胞は２～７日、胃は４週間、大腸細胞は３～４日、小腸上皮細胞は１週間以内、小腸は１～２か月、肝臓は３か月、脾臓は１年以上、骨は１～２年、新陳代謝のスピードです。（人によって個人差があります）
すごーいと思いませんか！
この自然治癒力を損なわないように大切にしないと健康を維持できませんね。どうしたら大切に出来るかこれからご一緒に考えて行きましょう。
コメント