食欲不振、食欲過多、”正しい食欲”とは? おばあちゃんの知恵「健康」 

毎日の身近な生活の中で何が家族の健康を守っていると思われますか?                    食事でしょうか、環境でしょうか、人間関係でしょうか、身体の清潔さ、運動でしょうか、それぞれの方やご家族で努力されていることがきっとおありでしょう。

さらに皆様に何かお役に立つ方法を見つけて頂けたら嬉しいのでおばちゃん薬剤師の以前の経験と知識から皆様にお金をかけることなく家族の健康を守っていける知恵を色々ご紹介していきます。

何が出てくるかは分かりませんが、お役に立つことがあれば実践してみて下さい。

焼け野原に立っても知恵を働かせて、健康に生きていける知識をご提供できるようにしたいです。

正しい食欲を取り戻す。食べたいものを好きなだけ食べて健康になる秘訣

 知っていました? 今のあなたは半年前に食べたもので出来ている!

体というのは、食べたものによってつくられるものですよね。あなたの脳も、神経も、手も、足も、筋肉も、すべての細胞はあなたが食べたもので出来ています。

細胞は粘膜などの早いものでは1~2日で入れ替わります。骨のように何年も入れ替わらないものもありますが、平均すると大体半年ぐらいで全身の細胞が入れ替わっていると考えて良いでしょう。そしてその細胞を作っているのが食べ物です。

という事は今のあなたは半年前に食べたもので出来ている。今食べたものによって半年後の自分の身体が作られていきます。

このことを意識して食生活を見直しませんか?

もし今あなたが体の不調に悩んでいるなら、それは半年前の乱れた食生活が原因となっている可能性があります。そして今から食生活を正していけば、半年後には今よりは体調は改善されているはずです。

その為に役立つ方法は何かあるのでしょうか?私達には身体には痛みを感じたり、渇きを感じたり、色々なセンサーがあるように食欲にもその時必要な食べ物を選ぶセンサーを持っています。

ではどうすれば、そのセンサーを有効に出来るでしょうか?

食欲のセンサーを取り戻す。

私達は毎日、必要な栄養素を摂って自分の身体をつくり、活動することを繰り返して生活しています。その為、誰もが本来はその時自分の体に必要な食べ物を見極めるセンサーを持っています。

ところがストレスや添加物などの影響で、そのセンサーが曇り、食欲が狂ってしまうのです。たまに無性に食べたくなって、ポテトチップスを一袋一気に平らげてしまうようなことはありませんか?

私はお酒が飲めないので甘党で、ケーキを二つぐらいペロッと食べてしまいたくなる時があり、また食べてしまいます。お酒を飲める方はいかがですか、アル中ではなくても、何か無性にいっぱいやりたくなるのではありませんか?

暴飲暴食も深酒も、栄養素の摂取というよりはストレス解消のための行為ですね。こうした間違った食欲、狂った食欲をクリアにして正常な食欲に戻すうえで有効なことは何でしょうか?

それは運動プラス正しい食事です。

運動をすると、汗をかき身体の老廃物が押し出されます。そして正しい食事をすることで、身体に 「必要な栄養を摂る」感覚を覚えさせていきます。

これを続けていると、本当に必要なものに体が反応するようになります。つまり食欲の「センサー」が正常に戻って、体に必要なものが分かるようになるのです。

無理やり食生活を変えなくても、自然に体が体に必要なものを欲しがり、食生活が変わってきます。食欲そのものが変わるので、食べたいものを我慢する必要がなくなります。

これまで、体調を整えるため、またダイエットのために、食生活を変えようとして挫折するかたはたくさんおられます。しかし、運動というプラスの理由で食事を変えた人は体の欲するままに食べたいものを食べても良いのです。

運動をして自分の体の調子に気を配り、体の声に耳を澄ませていると何が必要か、何が食べたいかが分かってきて、センサーが磨かれてきます。でも色々な状態でセンサーが鈍り口先の食欲に戻りそうになったら、運動をして一度身体をクリアにして、走って汗をかいて体の大掃除をしてから本当に食べたいものを食べるとセンサーが取り戻せます。

体の声を聞くために。

具体的に食欲のセンサーを磨く方法はどうすれば良いでしょうか?

20分ぐらいの汗をかくくらいの運動をする。 

走るのはどうですか、ランニングは特別な道具もいらず、いつでもどこでも運動神経に関係なく誰でも始められます。もちろんランニングは辛い苦手だという方はウオーキング・早歩きでもいいですね、特別に時間を確保しなくても日常生活に上手に組み込んで行うと継続しやすくなります。膝が痛いなど、運動が難しく感じる方も、お掃除を一生懸命したりして、事情に合わせて身体を動かしましょう。

正しい食事法は失ったものを取り入れるため、今の自分の体に必要な食事です。

運動プラス正しい食事を続けていると、例えば汗と共に流れてしまったナトリウムや筋肉を作るたんぱく質が欲しくなったりと言った体の声がわかるようになります。 

正しい食事と言っても決して難しいものではなく、日本で昔から言われている一汁三菜を目指すといいでしょう。ご飯と汁物、そして主菜一つと副菜二つ加えたら一汁一菜です。1日1食でも一汁三菜に近づけるよう心掛けるならっ自分の食欲センサーのスイッチが入ってきます。

難しく考えないで、納豆でもお豆腐でも卵でも果物でも一つ加えたり具だくさんのお味噌汁だったり工夫次第でさほどお金はかかりません。

東洋医学では五味五色と言って、栄養が偏らないために、赤、緑、黄、白、黒を意識した食材を取り入れ、甘い、辛い、しょっぱい、酸っぱい、苦いの5つの味を考えるならセンサーを磨けるようになり、野菜や海藻、肉、卵、ゴマと言った色々な食材を煮る、揚げる、蒸す、あえる、焼くと言った調理法で取り入れましょう。

毎日でなくともせめて週に3回は運動と正しい食事を取り入れましょう。そうするなら、体がその感覚を覚え、正しい食欲が刻み込まれます。

体が喜ぶ 8 心も楽しむ 2 の割合で食事を楽しみましょう。

これを食べたら力が出るとか、何を食べたら痩せられるとか、最近は一つの万能な食材を求めようとする傾向がみられます。しかし一つの食材に頼るのではなく、自然はお金をかけなくても、美しく、栄養のある、美味しい旬の食材を与えてくれています。

日々の運動とその土地土地の旬の食材を摂ること! 健康と活力を与えてもらえる一番の源です。   

正しい食事は大切ですが、体が喜んでも心がストレスをため込むことになっては逆効果です。

それぞれ人には食べたい、好きなものや嗜好品があります。焼肉もラーメンもケーキも食べたくなる時はありますよね。またお付き合いもあります。普段は出来るだけ正しい食事を心がけても100%はやめましょう。20%は遊びの部分を残しておくならストレスなく継続できます。

何を食べるかを決めるのは、あなたご自身です。

その決断が明日の自分の体をつくるのです。元気なおじいちゃん、おばあちゃんを目指して、日々運動と良い食生活を心がけましょう。半年先の自分の体が健康と活力に満ちた充実した毎日を過ごせるよう出来ることから取り入れて行きましょう。

 

 

 

 

 

 

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