日本の食卓に欠かせない「梅干し」、私達の先祖が経験を通して健康を守る効用を教えてくれている沢山の有用な食品の一つです。添加物や加工食品の多い今の生活を改善し、昔からの知恵を含んだ食品を取り入れて行きましょう。
「梅干し」の効能、効果は?「梅干し」の力で健康づくり
「朝の梅干しは1日の難を逃れる」といわれるほど様々な薬効があり大切にされてきた日本古来の伝統食品で、解毒、殺菌、血液浄化、活力増進、疲労回復と言った強力な薬効を私達の先人は経験を通じて熟知していたのです。
鮮やかな紅色が美しくふっくらと口の中でとろけ、「梅干し」の効能、効果として酸味が食欲を刺激し、見たり考えたりするだけで唾液が出てきて消化の準備をしてくれます。
梅干があれば暑い夏も安心です。 近年増えている熱中症の予防には水分だけでなく塩分も取る必要がありますが、ここで「梅干し」の効能、効果が発揮されます。梅干しを食べたり、水に梅酢を垂らして飲めば市売の飲料水より効果的です。
寒い冬には梅酢を入れた水でうがいをすれば、梅の殺菌作用で風邪の予防に効果的です。また梅の種をしゃぶっていると唾液が沢山出てきて唾液に含まれる酵素で免疫力がアップします。まさに「梅干し」の効能、効果を実感できます。
上げればきりがないのですが、梅干しは毎日取り入れると良いのですが、洋風化の進んだメニューには梅干しの出番はなかなかありません。「梅干し」の効能、効果を得るために お昼は梅干し入りのおにぎり弁当はいかがですか? おにぎりに梅干しを入れて食べましょう。
意識して「梅干し」の効能、効果を取り入れ、また生活習慣のゆがみやストレスから体調を崩し免疫力を落とし不具合を抱えている状態から抜け出すためにも「梅干し」のパワーを利用しましょう。
手作り「梅干し」は一家の宝、「梅干し」の効能、効果は手作り出来なくても、添加物や甘味料のない梅干しを手に入れましょう。
私も、梅干しづくりが苦手で、時々お嫁さんが作った美味しい梅干しを頂いていますが、作れる方に教えて頂くのは経済的にも栄養的にも安心ですから、出来る方はトライしてみてください。
梅干しはとても薬効の高い食べ物ですが、最近は保存料、着色料や甘味料が使われ本来の薬効が期待できません。もっとも安心なのは手作りですが、無理なら商品裏面の表示をよく見て信頼できるものを入手しましょう。
毎日飲む飲料に、つぶした梅干しに醬油や生姜を入れ熱い番茶を入れた「梅しょう番茶」は血行を良くし、体質改善等々にも有効です。
野菜の梅酢づけはお手軽でカブやみょうが生姜等梅酢の健康効果が期待できます。
私は胃の調子が悪く検査ではピロリ菌を飼っているそうですので、毎日梅エキスをお湯で溶かして自分用の水筒に入れ1日中飲んでいます。
「梅干し」の効能、効果は、東洋医学の考え方の陰陽のバランスを整えます。
世界中で広まっている「マクロビオティック」日本でも桜沢式と言われるマクロビオティックの食養法が有名です。
マクロビオティックは自然のサイクルに従って、健康長寿を望む生活法、養生法ですが、その中には食物を丸ごと食べる「一物全体」、住んでいる土地、季節の物を食べる「身土不二」と言った自然のものを食べ食物の選び方や調理法で陰陽の調和を図ることを基本にした養生法です。
東洋医学の考え方は「陰」は体を冷やす働きがあり、「陽」は体を温める働きがあります。人はこの陰陽のバランスの取れた「中庸」の状態であれば健康体と言えます。
陰性に傾いたり、陽性に傾いたりすると、体調を崩したり病気になったりします。
未熟な青梅は生で食べると中毒を起こすほどの陰性です。その生の実(陰)に塩と重しと時間とさらに太陽(すべて陽性)に干して陽性化し、調和の取れたものが梅干しなのです。
今の人は病院一辺倒ですが、昔の人は経験から学んだ東洋医学の考え方から益を得て、焼酎を飲むときには梅干しを入れて陰陽の調和を図り、胃腸の悪い人に梅の持つ殺菌力に加え陽性を持つ梅干しで体調を整えて健康を維持していたのです。
最近は農薬、化学肥料、食品添加物等々、不要なものが体に摂取されていきます。デトックスが大切になってきていますし、加工食品が多く、栄養素も良く考えて取り入れなければならない時代になってきました。
今の健康状態は自分自身の選択の結果です。生活習慣が偏っていないか自分の生活を考えて「梅干し」だけでなく日頃の食生活を注意しながら健康を保っていきましょう。
終わりに余談ですが、梅干しだけでなく「身体に不要なものを入れない」どうすれば良いか簡単な方法。
健康に良い商品を選ぶ時の大切な見分け方。「食品の裏表示を見ましょう」
食品だけでなく、生活用品、洗剤や化粧品まで必ず原材料や添加物が表示されています。中には上手くごまかされているものもありますが、表示の方法はルールがあって、含まれる量の多い物から順番に表示されています。
大量に安価に商品を流通させるためには、安い石油系の化学薬品の添加物が必要になり、だんだん添加物の種類が増え、日本は基準が緩いので欧米で禁止されている添加物も許可されています。最近は古米にまで新鮮に見えるようにコーテイングされているものがあるそうですから気をつけましょう。
全ての添加物や化学薬品を避けることはなかなか出来ませんが、意識的に身体に害があると言われるものは避けて行きましょう。有害な化学薬品は細胞を傷つけます。出来るだけ身体に悪い物は入れないようにして行きましょう。
出来るだけ手作りを心がけ、商品の裏表示を良く見て、見かけに惑わされることなく家族の健康に役立つ商品を選びましょう。
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