東洋医学の考え方・冷えと乾燥・冷えは万病の元、乾燥は老化の始まり。

この冬は日本では大雪、雪国の人にとっては毎年のこととはいえ、今年は災害規模の大雪で大変だったことでしょう。お身体を冷やさないように注意なさってください。

またアメリカ西海岸では大規模な火災が続いています。異常気象による山林の乾燥が原因の一つと言われています。今や地球が病気になっているのではと思えます。私達の身体も病気にならないうちに冷えや乾燥に注意して予防して行きましょう。

東洋医学の考え方は未病のうちに身体を立て直す事です。

乾燥の季節・乾燥は老化の道しるべ。

健康の基本は栄養を食事から身体に入れて、血液の流れや臓器が働いてリンパ液等の代謝によって、全身の細胞に栄養を届けそして老廃物や有害物質を出してくれるんです。その結果身体は健康を維持できるようになります。

東洋医学の考え方は「出してから入れる」です。

赤ちゃんの時は全体量の70%が水分だったのが、成人で60%、高齢者では55%まで体内の水分量が減るというデーターもあります。20歳代ででも「25歳はお肌の曲がり角」なんて言葉もありますね。

見た目だけでなく実は内臓や骨や脳まで乾燥の危機にに瀕し、様々な病気へと繋がって行きます。

現代社会は便利になる一方、冬はエアコン、夏はクーラーにより一年中乾燥してしまいます。シャワーだけで入浴を済ませると十分に身体が温まらず身体が冷えて乾燥していきます。

「乾燥対策」は難しく考えないで、食事や入浴、生活習慣を見直して、低体温を防ぎ筋肉を活発に動かして体熱を作り、全身の血流を良くして細胞内に栄養を含んだ水分をしっかり取り入れましょう。

東洋医学の考え方からどんな食事や生活習慣が良いのかご一緒に考えて行きましょう。

人が病気になる理由は東洋医学の考え方からも色々なものがあります。

東洋医学の考え方の言葉には「先天の気」「後天の気」「六淫」「七情」と言ったものがあります。

「先天の気」とは遺伝的要因ですね。「後天の気」とは食物や生活習慣。

「六淫」とは自然環境(風・寒・暑・湿・燥・火の六つの気候変化)「七情」とはストレス等の過度の感情のバランスの崩れ等を表します。

人には生存上避けられない自然環境との闘い。それに対する抵抗手段や自己防衛手段が備わっています。

その一つに心(脳の働き)と身体がつながって、治癒力が働き身体の治癒しようとする力に影響を与えているようです。

東洋医学の考え方から簡単に現代的に言うと、遺伝子の異常、感染、生活習慣、ストレス、またこれらが重なって病気が発生すると考えています。

この様にストレスの関与が古代にも現代にも免疫系を左右することが分かっていたようです。良くない精神状態を作り出す原因は免疫系の働きを弱める事が分かってきました。

例えば、がん等をやっつける働きのあるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)は生活上のいらだちとなる出来事や社会的責任の増大や精神的抑圧などはNK細胞の減少をもたらすことは実験的に証明されています。

遺伝子や加齢は自分で変えることは出来ませんが、個人のライフスタイルや習慣は変えることが出来ます。是非これからも、健康のために自分のライフスタイルを見直して、こころと免疫系に配慮しながら”未病”のうちに良い変化をさせて行きましょう。

「病は気から。」東洋医学の考え方が今、解明。心と身体の自然治癒システムが明らかに。

昔から「病は気から・・・」という言葉が東洋医学の考え方から巷に言われ続けてきましたが、心の作用は複雑で科学的にはなかなか研究するのが難しいと思われていました。

北海道大学大学院医学研究科 村上正晃教授のチームが、マウスを使った実験で脳内の微小な炎症が内臓に機能不全をもたらすことで病気になるという事を証明されました。

素晴らしい研究ですが、その村上先生が「同じストレスを受けても、この特定の免疫細胞の量や脳内炎症の有無によって病気になるかどうかが分かれると考えられます。脳の微小な炎症をどうしたら抑制出来るかが、ストレスを引き起す病気の根本治療につながります。」と言われています。

それは自然治癒力、個々個人によって異なり、いかに自己の治癒力を最大限に生かせるかにかかってきます。

東洋医学の考え方の「七情」ストレスによる過度の感情の乱れ、こころのバランスの崩れというものが病気と深く関係しており「病は気から・・・」はいつの時代になっても無くならないようですね。

東洋だけでなく世界中の人類には、不公平なく自然治癒力が備わっています。地球上にいる人々は公平に病気を治す力が備わっているのです。

西洋での研究例があったのでそれを少し考えてみましょう。

アメリカの研究調査の例では強いストレスを受けている人では、そうでない人より2倍も風邪を引きやすい事がわかったそうです。また社会的つながりの薄い人、すなわち友人のすくない人では多い人に比べて死亡率が2倍も高かった例があるそうです。

一概に友人の数だけでは測れないと思いますが、やはり信頼できる友人知人、親族等人には支え合える友がいることで安心感やストレスに耐えれる力や頑張ろうという力が湧いてくるのかもしれません。現代のニュースでも孤独死とか色々問題になっています。よく”絆”という言葉が強調されますね。そこには人の”心”が関係しているのではないでしょうか。

先程の調査をした公衆衛生学の先生も「孤独は人間の老化を加速させ、人の身体組織にマイナスに働き老化を促進したり、様々な病気にかかりやすくなるのではないか?」と考えておられます。

あるアメリカの乳がんを患っている女性はスタンフォード大学のサポートプログラムに参加して、自分がこのようなサポートプログラムに参加するのは私の免疫系がビタミンや食物以外の精神的サポートを必要としているとして、「喜び」の感情を得ることからくる治癒力の効果をのべておられるようです。

東洋医学の考え方は未病のうちから身体を立て直す事が大切なことが分かりましたが、これは常日頃から、身体の予防やメンテナンスが必要なことを言っているようですね。

身体の予防やメンテナンスに役立つ ”薬草”(ハーブ) ”野草” 民間薬として使われているものを「ビワの葉」

”ビワの木” 田舎のお家なら一本や二本植わっているのではないでしょうか、ビワの実も種が大きいとはいえ、美味しい果物です。

以外とビワの葉が薬になるという事はご存じない方が多いようですが、古来から民間療法の霊薬として知られています。古いインドの仏典にもビワは優れた薬効を持つ植物として登場しているようです。

日本でも古くは奈良時代に作られた人々の救済施設「施薬院」でもビワの葉の療法がおこなわれていたようです。

全国のお寺にはビワの木が植えられ、人々を治療してきたようです。一家に一本ビワの木があればいいですね。なければビワの木を植えておられる方と仲良くなりましょう。

ビワの葉温灸やビワの葉こんにゃく療法が痛みを取ると言われていますが、どんなメカニズムや成分があるのでしょうか?

ビワの葉には色々の成分が含まれていますが、特に”アミグダリン”という物質が薬効成分と言われています。アミグダリンはビタミンB17になるのです。このアミグダリンは体温と共に温められると皮膚から浸透して細胞の中まで入っていき炎症やガン細胞もやっつけてしまうほどの力を発揮するようです。

痛み全般によく効くようです。ひどい痛みにも、ビワの生葉を火でサッとあぶって(できるだけごわごわした濃いグリーンの葉を選んで、あぶるのは蝋質を溶かすため) 患部に当てゆでこんにゃくをタオルに包んで上から当てて温めると痛みが引きます。(今ならホッカカイロ)あらゆる痛みに効果があるそうですがその後ビワの葉を患部にそのまま貼って乾かないようにラップをして固定しておくとさらに効果があるでしょう。ちょっとした傷やでも火傷でも一晩で痛みがとれるそうです。

また、風の熱や頭痛、頭の後頭部に貼っておいたり、のどの痛みにはのどに、咳には背中と胸に、腰でも肩でもどこでも痛いところに貼ると良いようです。

アレルギー性鼻炎に鼻に貼るのはどうですか、手軽に出来て素晴らしい効果のあるこの方法はビワの葉さえあれば試せますので、ぜひ体験してみましょう。

沢山の効能の書かれた医薬品が氾濫している現代、こうした自然の療法はいかにも原始的で、まゆつばものに思えるかもしれませんが、自然の力そのものの働きを軽視しないで、先祖が連綿と体験し伝えてきた知恵を体得しましょう。

科学で検証される前に経験で得られた素晴らしい自然の力を体得しましょう。まさにサバイバルな現代こそ、これらの知恵を生かしましょう。

他にも煎じて化粧水やお茶にして、せんじ薬にと色々使われます。

 

 

 

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