東洋医学の考え方にはホメオスタシス、自己修復力が見られます
自己修復力、これはすごいシステムですね。病気や怪我をしても、この修復力があるので人類はここまで来れたんでしょうね。
世界がグローバル化して世界中にコロナウイルスのパンデミックが起きました。それでもそれを乗り越えて頑張ってきました。
色々近代医学の発展もありますが、基本的には自然治癒力を持つ人間の治癒系システムの上に発展してきました。寿命や死というものは避けられませんが健康に関してはすごい進歩ですね。
西洋医学、東洋医学、また色々な怪しくない自然治療もすべて含めて私達の健康に寄与してきました。現代を生きている私達にとっては、ありがたい事ですね。
地球も病気に成りかかっているのでは?では地球の自然修復の力とは?
地球の自然治癒力の一つ”河川の浄化システム”、東洋医学の考え方に似ています。
自然治癒力によく似た面白い例として、河川の浄化システムがあります。
河川は生き物と同じで自分の健康を維持するために多彩なメカニズムを持っています。
ある許容量までは汚物を捨てても、川はそれを解毒し、自身の健康を保つ能力があるようです。
例えば、川の乱流が強力な浄化剤&殺菌剤である酸素を混ぜて、太陽からの紫外線と相まって解毒を行い、川に育つ多くの藻や植物が汚染物質を除去します。
でも、いつまでも汚物を捨て続ければある時点で臨界レベルを超えて、天然の浄化メカニズムは許容量オーバーで故障を起こし、植物も有用微生物も死んで川は病気になるそうです。近代日本でも鉱工業廃棄物による身近な例をよく見てきましたね。
この様に汚染されたかに見える河川でも希望はあります。汚染物質の投機をやめさえすれば、川の汚染レベルははやがて自然治癒メカニズムが復活するレベルまで低下していきます。
酸素が増え、太陽光線が深く浸透し、有用微生物が戻ってきて、川が自らを清浄にして、まさに自然回復力でもって本来の姿に戻していきます。
凄いですね!地球の自然治癒システム!
他にも沢山の地球の自然治癒システムはありますが、私達人類がそのシステムが正常に動いて行けるように社会全体で気をつければ、地球に本来の力が戻ってきて、地球が滅びるなんて心配しなくてもいいですね。
では私達の身体に備わる自然治癒力に関しても同じことが考えられないでしょうか?
例えば、川の流れに相当するのが、人体では血管ですね。この血管の病気の一つに、アテローム血栓症や動脈硬化があります。アテローム硬化は可逆的であることは立証されています。
とすればライフスタイルを変えていく事はどうでしょうか。病状が悪化するような生活をやめ、自然治癒が促進されるようなライフスタイルに切り替える。
そうすれば自然治癒力が働き治癒系と言える身体の自浄作用がしっかり働いてくれるのではないでしょうか、健康を維持し、病気を治そうとする自然の力を大切にしましょう。
東洋医学の考え方は「出してから入れる」です。有害物質は治癒系を阻害します。
呼吸も「吐いてから吸う」が基本ですね。健康法の基本はこれです。
人の健康の基本も、一般的には栄養を取って老廃物を出すと考えますが、赤ちゃんは生まれてきたとき「おぎゃー」ってまず空気を吐き出しますよね。そしてお腹の中でいた時の老廃物やいらないへその緒を出して、きれいにしてもらって栄養を補給してもらいます。
「出してから入れる」という事は身体にいらない老廃物は呼吸や大腸や腎臓から出して、鼻から酸素を口から栄養を取り入れてすべての臓器に又細胞に必要な栄養を還流させ身体を養っているんですね。
不要なものを出すにもエネルギーが要りますから、体に負担をかける有害物質を身体の中には出来るだけ入れないようにしないといけません。
最近世界では食品添加物の害や日用品に使用される化学物質の害、マイクロプラスチックの害等も大きく取り上げられています。
大人はもちろん子供達の不健康が増加していると、近年日本の環境省が出している”エコチル調査”(子供達の健康と環境に関する全国調査)で発表されていました。
子供だけでなく高齢者に関しても注意が必要です。
高齢者は年齢と共にエネルギーも少なくなり、身体の代謝機能も落ちてきています。肝臓、腎臓といった解毒排泄機能が低下しています。
危険な日用品に含まれる化学物質や薬といった必要なものまで過剰に摂取するとかえって不調となって身体に現れます。また電磁波といった目に見えないものも脳に対して影響を与えるといわれています。
有害エネルギーも有害物質も自然治癒の働きに必要な情報を含んでいるDNAを傷つけ、その生物学的コントロール機能を混乱させ防衛力を弱らせます。
がん等の病気を進行させ、過剰な有害物質はまたアレルギー、自己免疫疾患、ALS等の難病の原因ではないかとも言われています。
自然治癒力を高め、原因不明な病気から身を守るには有害物質から身を守る必要があります。つまり有害物質との接触を避け汚染から身を守り、入ってきた有害物質を身体から排除するのを助ける必要がありますね。
東洋医学の考え方は今現代必要であり、東洋医学の考え方は西洋医学の中にもあるナチュロパシーやホメオパシー、オステパシー、カイロプラクティック等も通じるところがあります。
今の現代西洋医学はアロパシーと言われる派が主流となって、確かに目を見張る進歩を遂げていますが人間本来の持つ”自然治癒力”を考えた時に東洋医学の考え方はとても大切なものに思えてきます。
少し難しくなってしまいましたが、健康については個々個人が選ぶものですが参考になさって下されば幸いです。
今日は老廃物を出すという観点から近くの軒先に生えている”ドクダミ”を考えてみましょう。
”ドクダミ”の効用
独特の臭いで私も苦手ですが、有名な貝原益軒が10種類の薬効があると言ったことから”十薬”とも呼ばれています。
毒を貯めるのではなく毒下しをする点で有用で全国いたるところで見られる生命力の強い植物です。
2千年以上昔から民間薬として使われてきた事実から効用の大きい薬用植物です。胎毒下しや、皮膚病の治療に広く愛用されてきたため民間薬として薬局にも置かれています。
ドクダミは浄血・利尿・殺菌・毛細血管強化・緩下・止血などに役立ち常用すると胃腸が丈夫になり高血圧・動脈硬化・脳溢血の予防にも有効と言われています。
臭気のもとのアルデハイドは抗菌性のあることが研究され、生の青汁や煎じて薬代わりに飲めます。
5,6月に全草を採取して乾燥させます。生葉はいつでも使えます。お茶にして常用すると色白になるそうです。また化粧水にも使われます。
薬草の本には、腫れ物の吸出し・痔・冷え・便秘・蓄膿症・中耳炎・ニキビ・疥癬・あせも・虫刺され・打ち身・切り傷と沢山の効用がありました。肝臓・腎臓の働きも助け強化し、胃腸の働きも強めるので万病の薬として民間で長用されています。
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